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破落戸漢
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ならずもの
ふりがな文庫
“
破落戸漢
(
ならずもの
)” の例文
宵夜中
(
よいよなか
)
小使銭
(
こづかい
)
貸せの
破落戸漢
(
ならずもの
)
に踏み込まれたり、苦労に
齢
(
とし
)
よりも
老
(
ふ
)
けた岩公の
阿母
(
おふくろ
)
が、孫の赤坊を負って、草履をはいて小走りに送って来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
中田屋の亭主の死は果して牡丹餅の中毒であるかどうか、それは解き難い疑問であるが、少くもそれから糸を引いて、千鳥の女房お兼と
破落戸漢
(
ならずもの
)
の虎七とが変死を遂げたのは事実であった。
廿九日の牡丹餅
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
墓地の向う隣に、今は潰れたが、其頃博徒の
巣
(
す
)
があって、
破落戸漢
(
ならずもの
)
が多く出入した。一夜家をあけてあくる夕帰った彼は、雨戸の外に「今晩は」と、ざれた男の声を聞いた。「今晩は」と彼が答えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“破落戸”で始まる語句
破落戸
破落戸風
破落戸仲間