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石鹸玉
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しゃぼんだま
ふりがな文庫
“
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)” の例文
世の中にこれ位
性急
(
せっかち
)
な(同時に、
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)
のように張りつめた、そして、いきり立った老人の姿勢のように隙だらけな)心持はない。
性急な思想
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
ただわずかに見分けられるのははかない
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)
に似た色彩である。いや、色彩の似たばかりではない。この白壁に映っているのはそれ自身大きい石鹸玉である。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「おい、君のこの頃の様子を見ると、まるで月の世界にでもふみ込んでるようだぜ、夢の王国、幻の国、
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)
の都にでもね。いったい女の名は何というんだ?」
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
噺のなかの人物の
雌雄
(
めすおす
)
の区別もつかず、万事万端でたらめの代わり、そこになんらの理に落ちるところなく、フワフワフワと春の日の
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)
みたいだから、派手でおかしい。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
同時にまた勇ましい空想も
石鹸玉
(
しゃぼんだま
)
のように消えてしまった。もう彼は光栄に満ちた一瞬間前の地雷火ではない。顔は一面に鼻血にまみれ、ズボンの膝は大穴のあいた、
帽子
(
ぼうし
)
も何もない少年である。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
鹸
漢検準1級
部首:⿄
19画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“石鹸”で始まる語句
石鹸
石鹸箱
石鹸入
石鹸函
石鹸球
石鹸天
石鹸泡
石鹸石