“石部金吉”の読み方と例文
読み方割合
いしべきんきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし依然として酒も飲まず煙草も吸わず、カフェーの敷居もまたぎません。習い性となってしまって、立派な石部金吉いしべきんきちに育ち上りました」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
無骨ぶこつ一偏の者がはからぬ時にやさしき歌をうたうとか、石部金吉いしべきんきちと思われた者に艶聞えんぶんがあるとか、いずれも人生の表裏であるまいか。しかしこれあるは決して矛盾むじゅんでない、あるこそ当然である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)