石切場いしきりば)” の例文
ついにその鉄棒を石切場いしきりばといらくさのしげみのあいだに追いつめたのである。
「百本杭」もその名の示す通り、河岸かしに近い水の中に何本も立つてゐた乱杭らんぐひである。昔の芝居はころなどに多田ただ薬師やくし石切場いしきりばと一しよに度々この人通りの少ない「百本杭」の河岸かしを使つてゐた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
石切場いしきりば殺人さつじん