トップ
>
真暗三宝
>
まっくらさんぽう
ふりがな文庫
“
真暗三宝
(
まっくらさんぽう
)” の例文
もったいない話ですが、年々一度のこの大祭がみだらな娘や若い者の目あてなんで、おたがいに顔が知れずにすむところから
真暗三宝
(
まっくらさんぽう
)
に乳くりあうという風儀の悪いお祭なんです。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
私
(
てまえ
)
の方はただ
颯
(
さっ
)
と白いものが一軒家の戸口に立ったと申すまでで——衣服が花やら、体が雪やら、さような事は
真暗三宝
(
まっくらさんぽう
)
、しかも家の内の暗い処へ立たれた
工合
(
ぐあい
)
が、牛か、熊にでも乗られたようでな
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
面
(
つら
)
へ
打
(
ぶ
)
つかると、目が
眩
(
くら
)
んで、
真暗三宝
(
まっくらさんぽう
)
韋駄天
(
いだてん
)
でさ。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“真暗三”で始まる語句
真暗三方