相撲すま)” の例文
戦ふのにいつも相手の背に釣り合ふやう身体をくの字に曲げて相撲すまはねばならぬからかの怪物はいつも、身体の半分の力しか使へぬやうに見える。出羽ヶ嶽星取表——○●●●○
驚き怒りてつかみかかれる彼を、武男は打ち倒さんと相撲すまう。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「猪が仔猪をつれて来て相撲すまって遊ぶところです」
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
(堀久太郎と蒲生がもう忠三郎。ふたりして相撲すまえ)
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)