目盛盤ダイヤル)” の例文
そういって博士は、後向きになって、蠅の脳波を受信するテレビ受信機のスイッチを入れ、たくさんの目盛盤ダイヤルをひとつずつまわしはじめた。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それから急に一つ首をたてに振ると一つの小さい目盛盤ダイヤルをとりはずし、他のものと綿密めんみつに比較研究をしているようでした。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「……覗くのは一向構わないが、そこらにある目盛盤ダイヤル把手ハンドルなどに手を触れないように注意してくれたまえ」
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
赤星探偵は六尺もあろうと思われる受信機の目盛盤ダイヤルを左の方から一つ一つ点検して行きました。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その日の午前五時には本部から特別の指令があるということを同志の林田橋二はやしだはしじからうけたので僕は早速さっそく天井裏てんじょううらにもぐりこみ、秘密無線電信機の目盛盤ダイヤルを本部の印のところにまわしたところ、果して
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)