白詩はくし)” の例文
つまり、「頭陀の法を学ばざれば、前よりの心安んぞ忘るべけん」と云う白詩はくし示唆しさに従った訳なので、それは父の死ぬ一年ほど前、滋幹が七つぐらいの時のことであった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、老人が又白詩はくしを唱えた。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)