“白襲”の読み方と例文
読み方割合
しろがさね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松風が高い所から吹きおろしてきてすさまじい感じにももう一歩でなりそうな庭にもう折り目もなくなった青色の上着に白襲しろがさねを下にしただけの服装に
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今日の楽人三十人は白襲しろがさねであった。南東の釣殿つりどのへ続いた廊のへやを奏楽室にして、山の南のほうから舞い人が前庭へ現われて来る間は「仙遊霞せんゆうか」という楽が奏されていた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)