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白樺
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しらはり
ふりがな文庫
“
白樺
(
しらはり
)” の例文
枝という枝は南向に
生延
(
はえの
)
びて、冬季に吹く風の
勁
(
つよ
)
さも思いやられる。
白樺
(
しらはり
)
は多く落葉して、高く空に突立ち、細葉の
楊樹
(
やなぎ
)
は
踞
(
うずくま
)
るように低く隠れている。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
拠
(
よんどころ
)
なく、夫婦は
白樺
(
しらはり
)
の樹の下を
選
(
よ
)
って、美しい葉蔭に休みました。これまで参りましても、夫婦は互に打解けません。源はお隅を見るのが苦痛で、お隅はまた源を見るのが苦痛です。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
馬は
最早
(
もう
)
狂気です。牝馬の恋しさに目も
眩
(
くら
)
んで、お隅を乗せていることも忘れて了う。やがて一振、力任せに首を振ったかと思うと、
白樺
(
しらはり
)
の幹に繋いであった手綱はポツリと切れる。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“白樺(シラカンバ)”の解説
シラカンバ(白樺、シラカバ)は、カバノキ科カバノキ属の落葉樹の一種。樹皮が白いことからこの名がある。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
樺
漢検準1級
部首:⽊
14画
“白樺”で始まる語句
白樺派
白樺林
白樺色