白暖簾しろのれん)” の例文
白暖簾しろのれんかかった座敷の入口に腰を掛けて、さっきから手垢てあかのついた薄っぺらな本を見ていた松さんが急に大きな声を出して面白い事がかいてあらあ、よっぽど面白いと一人で笑い出す。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)