“瘍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よう66.7%
かさ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく見ると、木の幹には、いくつとなく、小指の頭ぐらいの穴があいて、その穴の周囲の樹皮がまくれ上がりふくれ上がって、ちょうど、人間の手足にできたようのような恰好かっこうになっている。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
父の兄弟に吉田大助あり、即ち松陰の養父なり。彼れ剛正にしてつとに大志あり。経史を精研し、一家言を為さんと欲す。ようを病み、自から起たざるを知り、異薬をしりぞけ、特に従容しょうようとして死す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
かさが背中に出来た由です。体も無理でした由。何の病気かしら。やはり胸でしょう。それだけのことが、お習字のような丁寧な字で書かれていたきりです。