疏外そがい)” の例文
世間或は人目をはばかりて態と妻を顧みず、又或は内実これを顧みても表面に疏外そがいの風をよそおう者あり。たわいもなき挙動なり。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
祐太郎すけたろうと云う奥平家の元老は、すこぶる事のく分る、わば卓識の君子で、時勢の緩急を視察して、コリャ福澤を疏外そがいするは不利であると云うことに着眼して居る折柄
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)