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甲野
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こうの
ふりがな文庫
“
甲野
(
こうの
)” の例文
自然石
(
じねんせき
)
の
形状
(
かたち
)
乱れたるを幅一間に行儀よく並べて、
錯落
(
さくらく
)
と平らかに敷き詰めたる
径
(
こみち
)
に落つる足音は、
甲野
(
こうの
)
さんと
宗近
(
むねちか
)
君の足音だけである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小学校六年生の
宮本
(
みやもと
)
ミドリちゃんと、五年生の
甲野
(
こうの
)
ルミちゃんとが、学校の帰りに手をひきあって、
赤坂見附
(
あかさかみつけ
)
の近くの公園にはいっていきました。
魔法人形
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そこへ出たのが、この間、
拝命
(
はいめい
)
したばかりの若い巡査だったが、『トラ十へ』という声に気がついて、その巡査を押しのけて前へ出て応接したのが、ここにいる
甲野
(
こうの
)
巡査です。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
高等学校こそ違え、大学では
甲野
(
こうの
)
さんも小野さんも同年であった。哲学と純文学は科が異なるから、小野さんは甲野さんの学力を知りようがない。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
縦横に、前後に、
上下
(
しょうか
)
四方に、乱れ飛ぶ世界と世界が喰い違うとき
秦越
(
しんえつ
)
の客ここに舟を同じゅうす。
甲野
(
こうの
)
さんと
宗近
(
むねちか
)
君は、
三春行楽
(
さんしゅんこうらく
)
の興尽きて東に帰る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“甲野”で始まる語句
甲野光雄
甲野博士
甲野八十助