トップ
>
生温
>
なまあったか
ふりがな文庫
“
生温
(
なまあったか
)” の例文
指先で頬辺を一寸つっつくと、
生温
(
なまあったか
)
いつるりとした感触がした。喫驚して手を引込める間に、赤ん坊は唇のあたりをかすかに震わした。
幻の彼方
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「なるほどいい風が来ますね。だが、どうも
生温
(
なまあったか
)
い風ですね旦那。この風を冷たくする工夫はつかねえものですかね。」
田原氏の犯罪
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
小指の先をくわえさせると、
生温
(
なまあったか
)
い粘り気のある唇でちゅっちゅっと吸った。しまいには焦れだした。
幻の彼方
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
手を伸して額に触ってみたが、
生温
(
なまあったか
)
いだけで、熱はなさそうだった。
幻の彼方
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生死
生計