“甘利”の読み方と例文
読み方割合
あまり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「甚五郎は怜悧れいりな若者で、武芸にもけているそうな。手に合うなら、甘利あまりを討たせい」こう言い放ったまま、家康は座をった。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
要するに、依然たる騎馬精鋭をもって、まず山県やまがた三郎兵衛以下、甘利あまり、跡部、小笠原の諸隊は、猛然と、柵外さくがいの佐久間信盛と大久保忠世の手勢へ、襲いかかって来たのである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甘利あまり左衛門じょう——小山田備中——馬場信春のぶはる——小畑おばた山城守——真田弾正一徳斎——小笠原若狭守——諸角豊後守もろずみぶんごのかみ——一条信秀——相木市兵衛——蘆田下野守あしだしもつけのかみ——などそれぞれの陣旗がへんぽんと風に鳴りはためいて
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)