瓢酒ひさござけ)” の例文
こゝの舞台は隅田川を俯視ふしすべくして、月夜の眺望ながめ四季共に妙に、雪のあしたに瓢酒ひさござけを酌んで、詩を吟じ歌を案ぜんはいよ/\妙なり。仙骨あるものは登臨の快を取りて予が言の欺かざるを悟るべし。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)