珠簾じゅれん)” の例文
沿道百余里、ちりをもおそれ、しゃを掃き、幕をひき、民家は炊煙もって、ただただ彼の車蓋の珠簾じゅれんとおびただしい兵馬鉄槍が事なく通過するのみをいのった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)