玻璃盃コツプ)” の例文
ヤンが腰を掛けると、また玻璃盃コツプへ酒がなみ/\と注がれた。そして彼等は見習水夫を呼んで、パイプを詰めかへて火をつけさせた。
「何と巧い言方だらう!」私は快く冷々ひや/\する玻璃盃コツプを握つた儘、一人幽かに微笑んで見た。
所謂今度の事:林中の鳥 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)