玻璃器ぎやまん)” の例文
玻璃器ぎやまん和蘭魚きんぎよが、湯のやうな水にあえいでゐた、蒸暑い室を出て政宗は新しい青葉の城楼に立ち、黄昏の市を眺めてゐた。光は次第に影つてしまひ、暗に町は沈んで行つた。
仙台の夏 (新字旧仮名) / 石川善助(著)
玻璃器ぎやまん古酒こしゆ薫香かをりか
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)