王鼎おうてい)” の例文
秦郵という処に王鼎おうていという若い男があったが、至って慷慨家で家を外に四方に客遊かくゆうしていた。その王鼎は十八の年に一度細君さいくんを迎えたことがあったが、間もなく病気で亡くなった。
蘇生 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)