玄黙口げんもくぐち)” の例文
ここは浜松城玄黙口げんもくぐち矢倉やぐらのうえである、必死を期した徳川八千の軍勢は、大将家康の本隊と共に、霜こおる夜をついて、いま粛々とみかたが原めざして出陣して行った。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)