猿飛佐助さるとびさすけ)” の例文
きみはきょうから猿飛佐助さるとびさすけのように、どんなことだって、できるんだよ。すばらしい透明怪人になったのだよ。さあ、元気をだしたまえ。
透明怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「航海長、僕らの水遁すいとんの術は、猿飛佐助さるとびさすけ霧隠才蔵きりがくれさいぞう以上だね。しかし、もうちょっとでやられるところだったな。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
丁度その側に「猿飛佐助さるとびさすけ」を夢中で読んでいた三等兵曹が、あわてて立ち上ると、パイプを耳にあてて聞きました。何だか向うから怒鳴っている声がれて聞えます。
太平洋雷撃戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
秀吉ひでよし、ナポレオン、ばんずいん長べえ、とうごう大将たいしょう猿飛佐助さるとびさすけ、西ごうたかもりであります。それでお父さんは西ごうたかもりをもらってきました。西ごうたかもりはぼくが大すきです。
決闘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
戸沢流とざわりゅう 猿飛佐助さるとびさすけ(浪人)
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)