猿柿さるがき)” の例文
かれが、目の玉をクルクルさせ、よだれをたらして見あげたのは、大きなかきの木であった。上には枝もたわわに、まだ青いのや、赤ずんできた猿柿さるがきが、七にブラさがっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)