猫中ねこちゅう)” の例文
どうしても猫中ねこちゅうの東郷大将としか思われない。こう云う境界きょうがいに入ると物凄ものすごい内に一種の愉快を覚えるのは誰しも同じ事であるが、吾輩はこの愉快の底に一大心配がよこたわっているのを発見した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)