狐饂飩きつねうどん)” の例文
そこで、表門へ廻った二人は、とみんな連立って出て見ると、訓導は式台前の敷石の上に、ぺたんと坐っていた。狐饂飩きつねうどんの亭主は見えず。……後で知れたがそれは一散にげた、と言う。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)