“犬除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぬよ50.0%
いぬよけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籬はといへば、きまつて誰も彼もが外へ出るとき、犬除いぬよけの杖を持つて出ずに、教父クームの家の菜園を通りすがりに手頃の杭を引つこ抜くものだから、ほんの残骸を留めてゐるに過ぎなかつた。
しかし犬なら犬除いぬよけの呪もあるけれど、四本足ではなくて、二本足で歩いている奴だから、「何だか気味の悪い奴だ」と思って避けるまでである。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)