犬痴性けんちせい)” の例文
おそらく又太郎には、犬好きな執権の有名なる犬痴性けんちせいが、この奇妙な実在によって、よけいおかしく思い出されていたものだろう。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)