“物恟”の読み方と例文
読み方割合
ものおび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひそやかな茶庭の木々は、その青苔あおごけを、見つけない武者わらんじに踏まれて、物恟ものおびえでもしたように、その具足の人影や、あるじの肩に、チラと、木の葉を降りこぼしていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)