牛妖ぎゅうよう)” の例文
処を、牛の首に出会ったために、むしろその方が興味があったかも知れないと、そぞろに心の迷ったはなを、隠身寂滅おんしんじゃくめつ、地獄が消えた牛妖ぎゅうように、少なからず驚かされた。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)