“片一方手”の読み方と例文
読み方割合
かたっぽて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「突き倒すよ、片一方手かたっぽてじゃ起きられないだろう、独り立ちで起きられもしないくせに、よくわたしを踏みつけにしたね」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それにちょっとの隙があれば、もうこの始末だからあきれ返っちまうじゃないか。あれ、まだそんなものを足へ巻きつけて、片一方手かたっぽてひねくり廻している無器用なザマと言ったら。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)