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牆
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かきね
ふりがな文庫
“
牆
(
かきね
)” の例文
白い姿はその緑の芳しい
牆
(
かきね
)
のかげに消えますが、そこ迄行ってみると、糸杉は独特な垣をなしていて、丁度屏風をまわした工合に、一つからもう一つへと白い影を誘い
獄中への手紙:10 一九四三年(昭和十八年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「親類の家は、すぐ目と鼻の間ですから、
梯
(
はしご
)
をかけて
牆
(
かきね
)
を越さしてくださればいいのです。」
封三娘
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
いま、ちょうど
牆
(
かきね
)
の外を通ってますと、女の方の声が聞えるものですから、あなたなら好いがと思って、あがってみたのですの。お目にかかれてこんなうれしいことはないのです。
封三娘
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
と、女は
牆
(
かきね
)
の下に指をさして笑ってからおりていった。西隣の男は女が晩にここへ来いといったと思ったので、大悦びで日の暮れるのを待ちかねて牆の下へいった。いってみると果して女が来ていた。
嬰寧
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
牆
漢検1級
部首:⽙
17画
“牆”を含む語句
牆壁
樹牆
瑞牆
生牆
蕭牆
人牆
土牆
妓館屋牆
巌牆
牆屋
牆林
牆辺
胸牆
舷牆
門牆