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爼
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まないた
ふりがな文庫
“
爼
(
まないた
)” の例文
……
爼
(
まないた
)
でコトコト菜葉を庖丁で叩いている。コトコトという細かい音の中に何ともしれぬ憂鬱が籠っている。私は暗黙に咎められているのだった。
忘れがたみ
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
花田はしゃれた背広は着ていたけれど、やっぱり叩き上げた警官の
武骨
(
ぶこつ
)
さをごまかすことはできなかった。それに、
顎
(
あご
)
の張った
爼
(
まないた
)
のような赤ら顔をしていた。だから、克彦は少しも気にしなかった。
月と手袋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「行徳の
爼
(
まないた
)
、浦安の爼」馬鹿ですれてる。これは夏目漱石の警句
昔の言葉と悪口
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
爼
部首:⽘
9画
“爼”を含む語句
爼板
爼上
樽爼
爼板岩
爼橋
樽爼折衝
爼庖丁
爼形
爼豆
爼辺
酉陽雑爼
雑爼