“爼板岩”の読み方と例文
読み方割合
まないたいわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柵外の爼板岩まないたいわの上に立つと、あなたのほうに洞窟の暗い口と、合歓ねむの巨木が見えた。有村は、弓を構えて磐石ばんじゃくの上に立っていたが
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下へおりると川風があった、彼は初めて手拭を出して埃と汗を拭き、平らな爼板岩まないたいわの、日蔭になったところへ腰をおろして、すっかり汗のひくのを待った。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「あの爼板岩まないたいわの辺りから——そういえば沢辺さわべのほうへ降りたのかも知れぬ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)