“まないたいわ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
爼板岩	66.7%
俎岩	33.3%

爼板岩

「あの爼板岩（まないたいわ）の辺りから——そういえば沢辺（さわべ）のほうへ降りたのかも知れぬ」

親鸞 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

三位卿も、木魂（こだま）につんざいた今の声に驚いて、爼板岩（まないたいわ）の上へ突っ立った。

鳴門秘帖：03 木曾の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

俎岩

俎岩（まないたいわ）などという名前の平石が、折り折りは神社に近い山川の岸に残っていて、そこでお供え物を調理したようにいっています。

日本の伝説 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)

その時、やおら、俎岩（まないたいわ）の上につっ立った軍師（ぐんし）民部（みんぶ）は、人穴城をゆびさして

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)