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爪楊子
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つまようじ
ふりがな文庫
“
爪楊子
(
つまようじ
)” の例文
お隣りのベッドに泰然とあぐらをかいて
爪楊子
(
つまようじ
)
を使いながら、うむと
首肯
(
うなず
)
き、それからタオルで鼻の汗をゆっくり
拭
(
ぬぐ
)
って
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
爪楊子
(
つまようじ
)
のような弱々しい細い歩脚がこれと何らかの意味で釣合って、とにかく生存をつづけている蟹として完成している姿を作るには、ちょっと工夫が
要
(
い
)
りそうだった。
南画を描く話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
もっと確かな証拠は、あなたの襟にさした
爪楊子
(
つまようじ
)
。その
平
(
ひら
)
に、真砂町更科と刷ってある。いけませんね、これじゃアわざわざ日本橋を大まわりして来たかいがない。いわばまるであけすけ。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
町人里人の弱そうな者を捜し出してはおどし、女心はこまかく、懐中の
金子
(
きんす
)
はもとより、にぎりめし、鼻紙、お守り、火打石、
爪楊子
(
つまようじ
)
のはてまで一物も余さず奪い、家へ帰って
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“爪楊”で始まる語句
爪楊枝