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燧袋
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ひうち
ふりがな文庫
“
燧袋
(
ひうち
)” の例文
やがて腰から莨入をぬき、
燧袋
(
ひうち
)
をとりだした、彼は国家老就任のときの華やかな祝宴と、その費用を計算しはじめた。
葦
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
年上のほうが
莨入
(
たばこいれ
)
と
燧袋
(
ひうち
)
を出し、なたまめきせるでゆうゆうと一服つけた。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
……次に梅川から持って来た包をひらいた、
紬
(
つむぎ
)
のこまかい縞の
単衣
(
ひとえ
)
に、
葛織
(
くずおり
)
の焦茶色無地の
角帯
(
かくおび
)
、
印籠
(
いんろう
)
、
莨入
(
たばこいれ
)
、
印伝革
(
いんでんがわ
)
の紙入、
燧袋
(
ひうち
)
、小菊の紙、白足袋に
雪駄
(
せった
)
、そして
宗匠頭巾
(
そうしょうずきん
)
などをそこへ並べた。
追いついた夢
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
燧
漢検1級
部首:⽕
17画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“燧袋”で始まる語句
燧袋形