熱汽ねっき)” の例文
別府の地下は泉脈が縦横にあって、熱汽ねっき熱沼ねっしょう、熱湯を噴出するものを地獄といい、適度の温度を保って湧出するものを温泉といっている。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
麻生太吉氏はその持っている山手の地面を別荘地として各戸に温泉を配布するために、別に湧出する冷泉を鉄管に引いて鶴見地獄の熱汽ねっきの間を通し温泉をつくることにしたそうである。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)