“熟田津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にぎたづ50.0%
ニギタヅ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熟田津にぎたづ船乗ふなのりせむと月待つきまてばしほもかなひぬいまでな 〔巻一・八〕 額田王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
斉明天皇が(斉明天皇七年正月)新羅しらぎを討ちたまわんとして、九州に行幸せられた途中、暫時伊豫の熟田津にぎたづに御滞在になった(熟田津石湯いわゆの行宮)。其時お伴をした額田王の詠んだ歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
熟田津ニギタヅ船乘フナノリせむと月待てば潮もかなひぬ今はこぎいでな
万葉集を読む (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)