“煤塗”の読み方と例文
読み方割合
すすまみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは佛像だの、位牌だの、ごたくさと置き竝べたなかに、煤塗すすまみれになつたちつぽけな御厨子で蝶番ひの脱れかかつた隙間から覗いてみると、何やら得態の分らぬ佛體がつくねんと立つてゐる。
西大寺の伎芸天女 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)