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無花果樹
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いちじゆく
ふりがな文庫
“
無花果樹
(
いちじゆく
)” の例文
その破壞して
形
(
かた
)
ばかりになりたる裡に、大なる
無花果樹
(
いちじゆく
)
あり。
蔦蘿
(
つたかづら
)
は隙なきまでに、これにまつはれたり。われは此樹に
攀
(
よ
)
ぢ上りて、環飾編みつゝ、流行の小歌うたひたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
(相待上新しき地層の石にして、石灰分ある温泉の鹽類の凝りて生ずる所なり。)
無花果樹
(
いちじゆく
)
はその
匝
(
めぐり
)
に枝さしかはし、野生の葡萄は柱頭迄
攀
(
よ
)
ぢ上り、石質の
罅隙
(
かげき
)
を生じたる處には
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
詩神は蒼茫たる地中海を渡り、
希臘
(
ギリシア
)
の緑なる山谷の間にいたりぬ。
雅典
(
アテエン
)
は荒草斷碑の中にあり。こゝに野生の
無花果樹
(
いちじゆく
)
の
摧
(
くだ
)
け殘りたる石柱を
掩
(
おほ
)
へるあり。この間には鬼の
欷歔
(
ききよ
)
するを聞く。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“無花果樹”で始まる語句
無花果樹下