無之次第これなきしだい)” の例文
……其許そこもとの気に入りしものなれば当方に異存も無之次第これなきしだいながら、余り颯急さっきゅうのことにていささか不安を感じ申候。先方の氏素性うじすじょうは無論充分御調査のことと存候が、如何いかがに候哉。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)