無々むむ)” の例文
なべて人の世に相逢あいあうということ、うなずき合うということ、それ等は、結局、この形に於てのみ真の可能なのではあるまいか。寂寞の姿と無々むむの眼と——。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)