“烏鷺”の読み方と例文
読み方割合
うろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その主人は私の碁敵で、いつもよくひまの時烏鷺うろを戦わせていたのです。それで大抵の場合、私自身が煙草を買いに行きつけていたのです。
悪魔の弟子 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
差当つて仕事ができないし、やがて幻に烏鷺うろを睨んで寒中浴衣で蹌踉と巷を歩くやうになり、早死してしまうからである。
生命拾ひをした話 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
夢中で烏鷺うろを戦わしている両人には容赦ようしゃなく、伝二郎が気がついたころには、それこそ稀有けうの大雨となって