“為始”の読み方と例文
読み方割合
しはじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて登り詰めたかと思ふと、急に船が滑るやうな沈んで行くやうな運動を為始しはじめました。丁度夢で高い山から落ちる時のやうに、わたくしは眩暈めまひが致して胸が悪くなつて来ました。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
為始しはじめた人が片を附けるがい。
この帯のやうなものが次第に八方に広がつて、食つ付き合つて、一旦消えてしまつた渦巻のやうな回旋状の運動を為始しはじめた。今までの渦巻より大きい渦巻を作らうとしてゐるらしい。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)