“炭塵”の読み方と例文
読み方割合
たんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日光の不足と、炭塵たんじんと、有毒ガスを含んだ空気と、温度と気圧の異常とで、眼に見えて身体がおかしくなってゆく。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
そして、炭塵たんじんで真黒けになった日給三十銭の運搬華工や、ハッパをかける苦力がウヨウヨしていたね。その苦力の番だよ。夜があけると苦力は俺たちの銃剣××を見てビクビクしだした。
防備隊 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)