“炙肉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶりにく80.0%
やきにく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先日博士は生来の健啖けんたんに任せて羊の炙肉あぶりにくをほとんど一頭分も平らげたが、その後当分、生きた羊の顔を見るのも厭になったことがある。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
クルティルスがはりねずみ炙肉あぶりにくを考え出したように、グリモン・ド・ラ・レーニエールは油でいためたロースト・ビーフを考えついた。
コン吉とタヌは、王様にしかられた大膳職のように懼れ畏んでスウプの皿を引きさげ、今度は青豌豆あおえんどうのそえ物を付けた、こうし炙肉やきにくの皿を差し出したが、これもまた