灯芯とうすみ)” の例文
旧字:燈芯
しかしそれも純情で押切る保胤の如き人に取っては、世法の如きは、灯芯とうすみの縄張同様だと云って終われればそれまでである。或時保胤は大内記の官のおもて、催されて御所へ参入しかけた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)