灯油あぶら)” の例文
今夜もまた灯油あぶらが切れたのか、もうすっかり暗くなっているのにまだ灯もつけずに、泰軒は例によって万年床から頭だけもたげているものとみえて、何だか低いところから声がしている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)