灯台とうだい)” の例文
旧字:燈臺
椿の花咲く大島の岡田村の灯台とうだいのわきにある一本の大きな松の木のこずえに、赤革のトランクがひっかかっていた。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
其の夜、左内が枕上まくらがみに人の来たる音しけるに、目さめて見れば、二五灯台とうだいもとに、ちひさげなる翁のゑみをふくみてれり。左内枕をあげて、ここに来るはそ。